ドイツ女性の肌の手入れ - 2
日本に住み始めて5ヶ月がたった1998年春、10日間ほど帰国した時のことです。ミュンヘンの街をブラブラしているとき、ある広告が目に留りました。
メディア、ファッション雑誌は常に、ガリガリにやせているのは美しいと、世の中の女性に呼びかけている。
雑誌を広げてごらんなさい。ガリガリのファッションモデルばかり。毎日こんな人を雑誌で見ていたら、自分は太っていると思い込むのはあたりまえだ。あなたのせいじゃない!
でも、街を歩いてごらんなさい。そして、街を歩いている女性を見てください。胸の大きい人、太っている人、やせている人、中くらいの人、さまざまな体型の人がいます。それが自然なのです。それが美しいのです。そして何よりもそれこそが本当なのです。現実なのです。
皆さんへのメッセージ--------
『つくられた美しさ』を宣伝するメディアに惑わされ、自分を苦しめないでください。
ザ・ボディショップ
と、その広告には書かれていました。私の目から、たちまち涙があふれてきました。感動してしまったのです。日本に住みはじめて5カ月が経ち、自分が太っていることにコンプレックスを抱きはじめていたからです。
ザ・ボディショップ創業者 故 デイム・アニータ・ロディック
(写真はザ・ボディショップのサイトより)
私は典型的な欧米女性の体型をしています。日本女性はとにかく細くて華奢なつくりをしています。日本女性にそういうと、きまって「エーッ、そんなことないですよー」と否定されます。たとえ日本女性が太っているといっても、太り方がドイツ人女性とではまったく違う。とにかくドイツ人女性の太り方は、日本女性に比べてスケールが違うのです。