ドイツ目線で見る、ムダ使いの三大元凶 - 2
コンビニはその利便性から、「小さなおカネ」がまるで穴の空いたポケットから落ちつづけていくようです。つまり「安物買いの銭失い」になってしまう。また、ゴミの宝庫でもあって、資源の浪費の源に見えるからです。環境破壊に神経質なドイツ人には耐え難いことです。
コンビニは本来、アメリカ文化の代表です。しかし、アメリカ人の友人に聞くと、アメリカでは、日本のように家の近所のどこにでもあるというわけではなく、また、通勤・通学の途中に立ち寄るところというイメージはまったくないそうです。
アメリカのコンビニは、店舗面積が日本のコンビニに比べて広いわりに、品数でもバラエティでも日本に劣っているそうです。
日本のコンビニが日常生活に不可欠な存在になっているのは、日本特有のコンパクト文化の集大成だからなのかもしれません。それだから、コンビニはもはや日本に帰化したものといえるでしょう。