ドイツの環境事情 & これがドイツの街なかのゴミ箱
ドイツ人の環境意識は年を追うごとlこ高くなり、まるで国中が熱中しているかのよう。とくにゴミ(廃棄物)の回収と分別には厳しく、リサイクルが早くから徹底していました。
ドイツの家庭から出された販売包装材のリサイクル率は、1996年の時点ですでに79%に達していて、そのうち、紙、厚紙、カートン類は実に94%のリサイクル率。ちなみに、プラスティックは同年で68%でした。
国際比較で見ても、先進国のなかでドイツはルクセンブルクと並んでリサイクル率がきわめて高く、すでに96年時点でドイツの家庭から出るゴミの約3分の1はリサイクル工場へ回されていました。アメリカでも5分の1がリサイクルされていましたが、日本は同年の家庭ゴミのリサイクル率がなんと25分の1(4.4%)で最下位。
ドイツの学校で再生紙ノートが使われるのが早くから当たり前だったわけは、この数字でよくわかると思います。